ひらいても小箱

BBHF, BUMP OF CHICKEN, People In The Boxなどが好きです。アイドルも好きです。さっぽろ

【ライブレポ】BBHF ONE MAN TOUR "FAM! FAM! FAM!" 191220 @ペニーレーン24

BBHFワンマンツアー “FAM! FAM! FAM!” ファイナル札幌公演へ行ってきました。

会場はペニーレーン24
キャパ500人の会場で、過去2回のBBHFツアー札幌で使ったキューブガーデン(349人)より大きめ。
完全には…埋まらなかった様子。当日券あったし、フロアに余裕あったし。

 

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(会場前にはサイン入りポスターとステージにあったのと同じスタンドランプ)

 

整番はツアー解禁直後に速攻でとってA14
ゆうきくんの正面2.5列目くらいのポジショニングでした。左右にゆらゆらすれば全員よく見える位置取り。

開演前までは洋楽がかかっていて、こういうの分かるようになりたいなぁと思ったり。
ステージには普通のステージ照明の他に、何やら鏡やスタンドランプのようなものがメンバーを囲むように配置されている。

 

ステージ見回してわくわくしながらあっという間に開演時間。
上手からぞろぞろとメンバーが登場。

みんな黒っぽい服装で、かずきくんは流石に動きやすい感じの格好だったけど、ゆうきくんがジャケットに黒ブーツでかっこよかった。

以下ライブレポ、いつものように脚色なく記憶の通り書くようには気を付けてますが、覚え違いはあるかも。MCは、口調が思い出せないところは内容だけ抜き出した箇条書きのような書き方になっています。

 

 

1. Mirror Mirror(インストアレンジ)
全体的にピンク色の照明に照らされたステージ。明るくなるにつれて、ステージに並べられたものたちの意味がまさに点と点が線で繋がるように明らかになった。

上からのライトと足元からのライト、それに加えてバンドの背後には水平方向にビームライトが出ている。その光がステージを取り囲む鏡に反射して、薄く焚いたスモークの中に見事にメンバーを囲む光の輪が浮かび上がった。

 

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(もちろん曲線的な輪ではないけど。光でメンバーを囲む、という仕掛けが分かった瞬間に息を飲んだ)

 

空間に浮かぶ丸い形。Mirror Mirrorのジャケットを思わせる光の演出の中で、同EPの曲たちの演奏が始まっていく。

 

2. リビドー
一転して青い照明。こちらはFamilyとの関連をイメージさせる。

3. だいすき
温かみを感じるオレンジの照明。スタンドランプも電球の柔らかい色がキャンドルみたいだった。「楽しかった」

 

雄:今日は来てくれてありがとう。ツアーファイナル札幌。やっと札幌に帰ってきました

 

4. 友達へ
黄緑の色使いが印象に残っている。
この曲が黄緑色なのはなんだかしっくり来る気がするけどなんのイメージ由来なのか分からない。

5. バック
夕焼けのようなオレンジと黄色

6. トーチ
緑のライティングで始まってサビで赤に変わる。
ミラミラツアーのときはクラップ要求のあった曲だったから今回もあるかな?と思ったけど、今回は(全編通して)客席を煽るような動きは無し。

個人的にはバック・あこがれ・シンプルらへんがクラップしたくなる曲な気がする。あと真夜中のダンス。

7. Mirror Mirror
もちろんEPのテーマカラーのピンクをメインにしたライティング。
私が特に気に入ったのはサビのあたり。メンバーをぐるりと囲むビームライトが白で、その外側をステージライトがピンクに照らしていた。輪の内側はそれより少し暗く見えるので
多分、Mirror Mirrorジャケットをもろに再現したライティング。アートワークにもこだわってるのがよくわかって感激だった。

 

ライティングについてもう一つ言うと、ここまでの曲はすべて
曲終わりでステージが暗くなる寸前に、一瞬だけ足元からステージがピンク一色で照らされていたのも印象的だった。
曲中はそれぞれの曲の持つ色を見せているけど、EPテーマカラーのピンクで一本筋が通っているといわんばかり。

 

雄:一曲、カバーをやります。
二枚のEPで(って言い方をした気がするけどミラミラとファミリーのこと。)影響を受けた…生き様やサウンドメイキングで影響を受けた、カニエ・ウェストの曲です。
カニエ・ウェストがポールマッカートニーと一緒に作った曲で、家族について歌った歌です。
それを僕なりに日本語にして、家族に向けて歌いたいと思います。

 

8. Only One
雄貴くんだけが照らされたステージで、スタンドランプがキャンドルのように柔らかく灯っている。雄貴くんのギター一本での弾き語りで、他のメンバーはお休み。
原曲を知らなかったけど素敵な曲だった。雄貴くんの言葉が乗っているから持ち歌みたいだなと思った。原曲を後から聞いてみると、弾き語りのテイストに合わせて割とゆっくりめのアレンジになっていた様子。

最後の歌詞が心に残ったのでメモ。(一語一句同じではないかも)

この歌をあなたの息子に歌ってほしい
あなたの息子に
あなたのあなたに 

 

雄:ようやく札幌に帰って来られてうれしい。一か月くらい東京に出て、そこから一か月くらい帰ってきていなかった。札幌でファイナルをするにふさわしいツアーになったと思っている。ツアーで一回りして大きくなった姿をホームで見せられる感じ。

ここからはインタビュー形式で。
仁司くんどうですか

仁:札幌に帰ってくるとホッとする。リラックスするというか。そのリラックスがライブに出てないといいけど。ライブは緊張感持ってやっていきます。

雄:和樹は?

和:10公演あるとツアーの中で変化していける感じがする。3公演だと…こう乗って行って…もっと上がっていきたいところで終わっちゃう感じが… 仁:そこをバシッと決めるのがプロなのでは(笑) 和:10公演あるとツアー感があっていいね

雄:DAIKIくんはどうですか

ダ:ツアー感は確かにわかる。10公演は長いけど、長いと感じなかった 雄:ツアー疲れたーってならなかったもんね ダ:ツアーやってきて、もっとライブやりたいという気持ちになった。来年はどんどんライブしていきたい

雄:今日はツアーファイナルで、札幌に帰ってきたなあと実感する。今日も急に寒くなって。
バンドのバンで移動してるが、タイヤ滑るし、後輪駆動でフラフラして怖かった。無事に、家まで帰れるようにはします(笑)

(まじで重い機材積むんだからいいタイヤ買って。四駆に乗って。安全第一…!)

 

雄:ここからは身の回りの物すべてを、タイトルの通り”Family”と捉えたアルバムの中から曲をやっていきます。
ここからもよろしくおねがいします

 

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(今回グッズはこのウォールマグと、ライブ音源カセットの予約をしてきました。青色がきれい。日常使いできるグッズは嬉しいね) 

 

9. なにもしらない
青色のステージライト。
Famのきれいな青緑色はライトで表現するの難しいのかも。Fam色として後半を通して青色のステージライトがキーになっていたように思う。そして、後半はメンバーを囲むビームライトは使われてなかった。やっぱりあれはMirrorだったのね

 

10.花のように
強めの赤のステージライト

11. あこがれ
紫~赤
この曲はドラムが好きなので、曲中ずっと和樹くんを見てた。

12. 水面を叩け
緑みの水色、アクアブルー。これはまさに水面イメージの色。
この曲は個人的にサビでダウンの手拍子を入れたくなる。

 

雄:ダイキくんもさっき言ってたけど、来年はライブがやりたい。北海道を拠点としているので、北海道という地元から音を鳴らしていきたい。

このツアーの後にはタイに旅行に行く予定。それがどうした、と思われるかもしれないけど。制作するうえで環境というものがすごく大事なので。制作するうえで次のアイディアみたいなものはもう浮かんできています。

 


(旅の様子は雄貴くん・和樹くんのTwitterやインスタで見られました。プールで遊ぶ雄貴パパのストーリーが最高だったんだけど、刹那的なストーリーのスクショを載せるのは野暮なのでやめとく。) 

 

僕たちはアジアに生まれて、アジアの日本で生きている。影響を受けた音楽は欧米のものが多いけど、いまアジアから音楽をやっているということは音にしなければいけないと思う。
これはみんなに何かを考えさせるような音楽にするとか、何かを感じ取ってほしいというわけではなくて、自分がやらなければいけないと感じる。次に制作するものはそういう音楽になる。
ただ、「アジアの」というのはコンセプトであって、サウンドがアジアンテイストになるというわけではない。ここまでとは違ったテイストにはなると思う。

地元から音を鳴らしていきたい、というのはずっと思っていて、来年は特に北海道を大事に活動したいと思っている。例えば、北海道でラジオやりたいし…
(ここで客席から拍手が起こる。)
…願望ね。決まったわけじゃないよ。ごめん、今のは俺の言い方が悪かったわ。
でも、ラジオは例として、ライブもいろんなところでやりたい。北海道の各地とか、なんかわかんないけど、夏に大通公園でイベントステージやってたりするでしょ?ああいうので街の人に見てもらうのもいいな

とにかく来年は北海道での活動を大事にしたい。なんでもやりたい
(ほんとに「何でもやりたい」とか「どこでも行きたい」とか他のメンバーも相槌のようにしきりに言ってたように思う。期待していいですか…!!!)

 

13. Work
Workは曲の間じゅう結構カラフルなライティングだったんだけど、途中で下から緑、上から青、そして後半ではほとんど使われていなかったメンバーを囲むビームライトがピンクになる時間があって、これは絶対にMoon Boots、Mirror Mirror、Familyを表してるんだろうなと思った。Mirror Mirror とFamilyの間の行き来はずっと示唆されていたけど、Moon Bootsから現在までの連なりをこの曲で見せたかったのかなと思う。この流れでのWork、Familyに入っていても絶対自然になじんでただろうなと想像しながら聴いてた。

 

雄:これで最後の曲になります。楽しんでください

 

14. シンプル
黄色メインのライティング。スタンドランプがキラキラしてて本当にきれい。
途中、ムーンブーツツアーのウクライナ的ライティングの再来もあった。目が開かなくなるようなバシバシした白い明滅。ミラミラツアーでも思ったけど、この曲演奏するときのメンバーみんな本当に楽しそう。聞いてるほうももちろん心底楽しい。
最後の最後、雄貴くんが珍しく歌詞ミスってた。「どうすれば君がずっと そうやっていられるのかってこと」のところ、「大好きな君を何が」って言っちゃって、一瞬の「あ…」って顔とともにDAIKIくんのほうに目をそらして「大好きな君を何が…どうすればいいのかってこと」って歌ってた。一瞬見せたお茶目な表情…

 

挨拶して拍手で送られてくメンバー。ほどなくして手拍子で再登場。

 

雄:アンコールありがとう。

今日でこのツアーは終わりですが、来年は”とりあえず”東名阪が決まっています。
(とりあえず、の言葉に一部ざわつくフロア)
ライブは来年の6月くらい。これは2枚目のフルアルバムを夏前くらいに出せたらと思っているから。

このツアー、北海道が入っていないけど、僕らは本当は北海道でやりたいと思っている。
(客席から待ってましたとばかりの拍手)
僕らは地元でやることを大切にしたいと思っているから、実を言うと「東京に来い」という声もかかっているけど断っている。(正直、この言葉を聞けたのは驚きとともにかなり嬉しかった)
この東名阪を発表してから、札幌でもやってほしいという「念」みたいなものはみんなから感じている
そういう「念」みたいなものが然るべきところに届けば札幌でもできるかもしれない。
北海道でもきっと追加公演できると思うから楽しみにしててほしい。

アルバムを夏前に出すということは、その一月前には音源が仕上がっていないといけなくて、スケジュール的にはかなり時間がない。そうやって自分にプレッシャーをかけて、(メンバーをちらっと見ながら)バンドにもプレッシャーかけて、お尻に火をつけてやっていきたい。

僕たちはツアーをやっていても常に音楽制作、作る方向に転がしているようなバンドだ。
僕たちは制作に入ると制作モードに入り込んで、ライブの熱を忘れてしまうことがある。今回はそうならないように、今こうして10公演やってきていい状態にあるから、その熱をそのまま持ち込んだような作品にしたいと思っている。嫌いな言葉だけどあえて使うと、「バンドらしい」作品になると思う。
(確かに、今回のFamilyに関する一連のインタビューで、「バンドらしい」とか「バンド感」といった言葉を使われるのを嫌っていたのは印象に残っている。そんな彼がわざわざこの言葉を使ってくるとは、どんな作品になるのかめちゃくちゃ楽しみ。)

 

En. 1 涙の階段
Fam色の青いライトで照らされていたステージに、サビで白いビームライトの輪が浮かび上がる。この曲が最初に公開されたときに、「屈折して反射をくりかえしていく」という歌詞にMirrorを感じたことを思い出した。
この曲もダウンの手拍子入れたい感じ。というか小さくクラップしてたけど、気後れせずに堂々とやる勇気が欲しい

 

雄:いろんなところでライブがしたいと言ったけど、フェスとかも出たい。
(もちろん客席から拍手)
でもフェスは特に、出たいと言ったからって実現するものじゃないので。皆さんの「念」が必要。友達とか、会社の同僚とかにおすすめしといて。

僕らはほら、雪かきの苦労とか分かるバンドだから。曲にはしないけど(笑)雪の降らない地域の人たちには共感できないけど、こっちでは通じ合えるから。
2020年はオリンピックの年だし。別に関係ないけど。東京はオリンピックで盛り上がってるけど、こっちはこっちで北海道で音楽をやる、みたいな。あ、マラソンは来るみたいだけどね(笑)

とにかく、出られるところには何でも出たい。
来年はそういう活動をしていきたいからついてきてください

(客席で温かい拍手が起こり、雄貴くんが曲に入る準備を始める)

雄:俺が準備する間、和樹一人でつないでていいよ。一人漫談とか(笑)
仁・ダ:一人漫談(笑)
和:え?漫談?…えーと、これからも頑張っていこうと思います
仁:コメント小学生じゃん(笑)

 

En. 2 黄金
アナログ盤のカップリングから。この曲、本当に好きなので最後の最後に聞けて嬉しかった。


(ライブ始まる前に祈りのツイートをしちゃうくらい好き)

ダイヤ型にカットされたフレームのスタンドライトがキラキラ。
音源に入ってるハーモニカの音は、ライブでは岩井くんが吹いていた。多才。

 

雄:ありがとうございました、BBHFでした

 

拍手で送られるメンバー。
ツアーファイナルだし、まだ真夜中のダンス聞けてないし(!)で、ダブルアンコありかなと期待して拍手してたけど、思ったより拍手の収束が早かった…

という訳で、Mirror Mirrorからは6曲全部、Familyから7曲中6曲、あとはMoon Bootsとアナログ盤カップリングから1曲ずつと、カバーが1曲。
真夜中のダンスはぜひ生で聞きたかったな…
他の会場のセットリストを全くリサーチしてないのですが、他の会場では演奏したのでしょうか…?

 

今回のMCでは、北海道・地元にこだわって活動していく、というような意思表明にたくさん言及していたのが印象的で、とてもうれしかった。

そのあとのインスタライブでも出て来ていた「念」の話はおそらくここが一番最初かな?まじでツアーに札幌が入ってなかったことにショックを受けてたので、全力で念を送って札幌追加に期待したいと思います。

 

BBHF次の札幌ライブは1月のNewspeakワンマンのゲストアクト!
実はライブの日に言われるまでこのゲスト出演のことはすっかり失念していて、そのあとからNewspeak聴き始めました。…めっちゃかっこいい…

参戦するかは迷い中です。なぜなら卒研で忙しい時期だから…どちらかというと行くほうに気持ちが傾いてる!

 

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(今回のライブ参戦セルフネイルはツアーポスターの再現。Fam色はネルホリのGR706にSP043を重ねています。)

 

【セットリストまとめ】

1. Mirror Mirror(インストアレンジ)
2. リビドー
3. だいすき
4. 友達へ
5. バック
6. Torch
7. Mirror Mirror
8. Only One(カニエ・ウェスト 日本語カバー)
9. なにもしらない
10. 花のように
11. あこがれ
12. 水面を叩け
13. Work
14. シンプル

En.1 涙の階段
En.2 黄金