ひらいても小箱

BBHF, BUMP OF CHICKEN, People In The Boxなどが好きです。アイドルも好きです。さっぽろ

【ラジオメモ】230512 SCHOOL OF LOCK! 教育委員会【Galileo Galilei】

230512 23:00~

SCHOOL OF LOCK! 教育委員会

 

9年ぶりに復活した閃光ライオット、現在は2次スタジオ審査中。

2008年の初代グランプリが、北海道出身Galileo Galilei

 

■オープニング

遠 今いくつ?

雄 今は32歳です

遠 嘘だよ

雄 いや、現実です(笑)

遠 え、あのときはいくつってこと?

岩 17~18、高校2年生で、僕が高校3年生でした

遠 ドラムの和樹君は

岩 中3でしたね

遠 中3、15歳で応募してグランプリ。…え、15年前?嘘だ(笑)

雄 15年!

岩 経ったね

遠 俺が会うのって…最近ではないね、いつだろう

雄 どこかでお会いした気がしていて…ライブかな?何だろう。お互い覚えていないと思うんで(笑)

遠 こんな曖昧なことあるかね(笑)久しぶりは久しぶりということで。

雄 絶対久しぶりなはずです。

遠 2008年、閃光ライオットをきっかけに俺たちが出会ったGalileo Galilei、2016年に一度活動を終了するわけよね

雄 そうです。

遠 そして、去年、2022年10月より再び活動を再開することになったと。今夜のSCHOOL OF LOCK! 教育委員会は、このバンドのこれまでとこれからを聞いていきます。SCHOOL OF LOCK! 卒業生訪問プロジェクト『終わらない歌を歌おう』。Galileo Galilei編!!

 

M1 サークルゲーム

 

遠 今日は二人とともに、お送りしたいわけですけど

雄 はい

遠 尾崎雄貴君と、岩井君と。やっぱりね、閃光ライオットという言葉を口にすることで、俺の声量すごい上がっていたよね

岩 あの時のざわざわが

雄 あるよね、今俺も感じていました

遠 そんなつもりじゃなかったけどめちゃくちゃ声出てるなと思って。

岩 魂が震えていますね

遠 名前は途中で変わって「未確認フェスティバル」になったりもしていたんだけど、俺は10年間その場に立ち会ってね、何百とみていると思うんだけど、そのみんなの気持ちが俺の中に入っちゃってる。俺の声量でアクリル板も倒れちゃうかもしれない。

雄 さっき揺れてました。ビリビリビリーって(笑)

遠 ビリビリってなってたよね!

岩 すごい声量だよね

雄 ボーカル的にもそう思っていました

遠 ちょっとそうなっちゃうことがあるかも、申し訳ないなと思いつつ。生放送でこうしてあえてうれしいです。

雄 僕もうれしいです。

岩 うれしいです。

 

閃光ライオットの思い出、二人の出会い

遠 さっきまでね、SOLのほうで閃光LOCKS!で二人の出会いの話があって、あんな出会いだったんだなと。最初の2008年の3次ライブ審査の話、聞いててすごい衝撃だったんだけど。改めてどうやって出会ったのか聞いてもいい?

雄 岩井君がハローグッバイをアコギで弾きながら…

遠 そのとき違うバンドだったんだよね?

雄 そう、違うバンドです。で、近づいてきて、僕が覚えている一言が「簡単な曲だよね」って。

遠 (笑)

雄 なんか言ってきて(怒)。そもそも僕、当時身長も低いし。ボーカルとしての見た目にも自信なかったんですけど、岩井君は背も高いしかっこいいし。腹立ってて。話しかけてくんじゃねえ!って。そのときは本当に思ってました。

遠 岩井君は、悪気はなかったんだよね?

岩 僕はもう絶対に仲良くなりたいから、その日までに完コピして、歌も歌える、歌詞も覚えてる、コードも弾ける状態で。絶対に目の前で弾いて「すごくいい曲だよね」って伝えたつもりだったんですよ。それが口から出たのが「簡単な曲だよね」って。完全にミスりました。

遠 それを聞くと、かましに行ったのかなとか。ライバルでもあったわけじゃん?別のバンドとして。その10代ならではの言葉のチョイスとか、熱量が出ちゃったのかな?

岩 単にドジなんだと思います。

雄 そうだよね、あれはね。

 

Galileo Galileiの優勝

(CM明け、グランプリ発表音声から始まる。)

 

やましげ さあじゃあ、発表させてもらいます。全国5000組応募があった閃光ライオット、未来のカギを握る学校 SOL!と、未来のカギを探すレコード会社ソニーミュージックがタックを組んでやってきたこの閃光ライオット、そのグランプリに輝いた人、発表します…

(ざわめき)

(ドラムロール)

(歓声)

 

Galileo Galilei!!!

 

(拍手)

 

やしろ おめでとう

 

(おめでとうー!)

 

やしろ 稚内から…!

 

雄 こんな時に気の利いた一言が言えればいいんですけど…本当に、ありがとうございます!

 

おめでとう!

 

雄 聞いてください、ハローグッバイ。

 

 

M2 ハローグッバイ(2008閃光ライオットウイニングライブver.)

(当時の演奏音声。お客さんの手拍子が間近に聞こえる。)

 

遠 遠山です、そして!

雄 Galileo Galileiのボーカル尾崎雄貴

岩 ギターの岩井郁人です

遠 今これが15年前の雄貴くんの、Galileo Galileiの曲。率直に今の気持ちは

雄 記憶にいきなり立ち上ってきた。当時の瞬間、まぶしさ、足がなくなる感覚。俺今どんな足の形をしてるんだろうと思いながら演奏をしていたのを思い出した。そして、やっぱり今、岩井くんが横で聞きながら、いいよなぁって横で言ってくれてて。

遠 あの時と同じ感覚だ

岩 そう、同時にあの時の悔しさもよみがえってきましたけど、やっぱりGalileo Galilei最高だなって気持ちも戻ってきました。まだこの日はメンバーじゃないので。

遠 この日は東京ビックサイトでしょ、生徒1万人くらいいた日に、岩井君はTHE GUILDというバンドで3次ライブまでは行っていたんだよね

岩 札幌3次審査までは言っていて、ファイナルには行けなかった

遠 当日はこの場にはいなかったの?

岩 いなかったです

遠 どこで知ったの?Galileoの優勝は

岩 ラジオだと思います。

遠 翌週のやましげ校長やしろ教頭の授業の中で知ったと。

岩 そうです。

遠 その時の気持ちは覚えている?

岩 めちゃくちゃ悔しかったです、複雑な気持ちだったと思います。

遠 自分が行けるとも思っていたし。

岩 絶対優勝できると思っていたし、本当に人生で初めての一番大きな挫折だった。Galileo Galileiへのリスペクトも混在しているのですごくカオスな気持ちでした

遠 かたや祝福の大きな瞬間にいる中、北海道では岩井君は悔しさの気持ちとともに、自分の音を鳴らし続ける毎日が始まると。

 

■メジャーデビュー

遠 尾崎君はこうしてグランプリをとって、2年後の2010年にはもうメジャーデビュー?

雄 はい。その時19…?18?あ、でも18って曲は…

岩 デビューしたときだよ。19だと思う。俺、二十歳だったから

遠 すごいね…自分の1個下ってことで覚えているのか。でも常に尾崎君がいるんだね、岩井君の中に

岩 俺の人生……ですね

雄 え、どういうこと

岩 いやだから…ずっと一緒ですから。はい。

遠 違うバンドだけどそうあるっていうさ。今ちょっとドキッとしてる?

雄 いや、でもそういうまっすぐな野郎だっていうのは、ハローグッバイを弾いて近づいてきた時点で、なんだこいつって思った時点で、思っていたので。悔しがっている絵もめっちゃ浮かぶし。今こうやって岩井君と僕がやっているわけですけど、それは岩井君だから悔しいと思いと尊敬を持って僕とやってこれてるんだと思うし。出会いの場だったよね、

岩 閃光ライオットが出会いだったね

雄 いろんな人と出会ったよね、その場で。

 

■東京進出と北海道への思い

遠 2010年、今から13年前にGalileo Galilei尾崎雄貴君はデビューして、その時は北海道拠点だっけ?

雄 その時点では。で、すぐ東京に「一回来いや!」って言われて

遠 「来いや!」?(笑)

雄 来いや!って言われて行きました。

遠 そういうマッチョな人がいたんだね。

雄 まあそうですね。で行って、でも1年でキツ!ってなって、札幌に帰りました

遠 何がそう思わせたんだっけ

雄 僕の地元の北海道の稚内では、例えば電車に乗る機会もないし、電車の乗り方自体も1から、いや0から学ばなきゃいけなかったり

遠 いくつあるんだって話よね

雄 本当に。それも辛かったし。何より、稚内にいたころはいろんなものから閉ざされていて、そこから飛び出たいと思って閃光ライオットに応募したところもあるんですけど、いざ飛び出てみたら、隔絶された環境が自分に合っていたんだって思って。北海道という地が海が周りを隔てていて。北海道って場所が特別なものだなって思いますね。逃げ帰ったというよりは、自分が音楽をしやすいと直感的に感じた場所に移動したという感じだったんじゃないかなと思いますね

遠 わんわんスタジオという自分たちのスタジオを作ったのもその頃だっけ

雄 そうです。みんなで共同生活を始めて。1枚目のアルバム出して、2枚目のアルバムの準備、レコーディングをそこでやったので。5人?

岩 最大5人で。3階建ての一軒家をみんなで借りて。

遠 そこに、当時のよしだ教頭と俺でわんわんスタジオにお邪魔して、音を鳴らしてもらってそれを録音して、その日Air-Gから生放送して、音を届けたのをめっちゃ覚えている

雄 はい。懐かしい

遠 あれ11年前?

雄 そういうことになりますね。

遠 嘘だね。そんなわけないっしょ!

岩 (たっぷり溜めて)…いや、本当にそんな感じしないくらい…。

遠 岩井カットイン! ありがとう

岩 震えてますよ、いろんなものが。

 

■岩井くんの合流と独立

遠 その頃2012年、岩井くんはこの時にはもうGalileo Galilei

岩 です。デビューのちょっと前に加入して、そのあとデビューが決まり、一緒にデビューして。それが俺が二十歳のとき、雄貴が19の時で。そのあとわんわんスタジオで共同生活をして2ndアルバムを作った後、2012年に一度また脱退しています。

遠 Galileo Galileiから離れて、FOLKSというバンドを始めるってことかな?

岩 そうです。脱退して、FOLKSというバンドを結成して、そのバンドで一応またデビューして。

遠 このときは、岩井くんはどんなことを考えてこういう行動になったの?

岩 Galileo Galileiは当時、すごく孤独をみんなで感じていた気がしていて。みんなでスタジオにこもって作品を作ったんだけど、大好きな作品たちへのリスペクトや、いま鳴らしたい音を詰め込んで発信したんだけど、…今となってはそんなことないんですけど、すごく孤独で、誰にも届いていない感覚がした。そのときに話したことをすごく覚えていて、「もっとこの輪を広げて行きたい」という話をメンバーで夜通し語っていた。音楽のすばらしさをもっといろんな人に伝えていきたい、と。そのときに、「俺、別のバンドをやりたい」って、その話の流れでなったんですよ、確か。

遠 思っていたの?それともそのときにパッと出たの?

岩 思っていたところもありました。で、その時にバンドがある意味分裂した感じになった。

雄 そうだね、ピキっと亀裂が。

岩 僕としてはでもGalileo Galileiにもらったものはたくさんあって、それによって僕がミュージシャンとしても人間としても成長した部分があったので、それを伝えていきたいという意味でバンドを始めたというのもあったんですよね。

 

Galileo Galilei活動終了の思い

遠 で、Galileo Galileiから離れてFOLKSで新たに活動をスタートし、でもGalileo Galileiはもちろん続いていくわけで

雄 そうですね

遠 そこから2016年10月11日、当時とーやま校長のとき、このことを話したのも覚えている。まさにここで。Galileo Galilei日本武道館でのライブで活動終了するということを。それまでももちろん新曲とかを生徒と一緒に聴かせてもらったりとか、閃光ライオット初代グランプリという存在はSOL!にとってめちゃくちゃ大きな事だから、まさに岩井くんと同じように常に体のどこかにはGalileo Galileiがいるという感じでいたんだけど、活動が終了してしまうということにすごく複雑な気持ちだったのを覚えている。でもこれから新しいところに進むためのものなんだな、と思いながらしゃべった記憶がすごくある。改めて、一旦Galileo Galileiとしての活動に区切りをつけた7年前の時の気持ちは、雄貴くん、どういうものがあったわけ?

雄 当時、僕らは「おもちゃの車から降りた」という表現をしていたんですけど、それは正直いろいろ理由を求められたから付け足していただけで。メンバー同士、幼馴染で稚内から出てきて、一番唯一の刺激だった岩井君も抜けていた。だから3人とももう家族みたいな感じ…小学校の頃から一緒なので。で、音楽ってやっぱり音楽以外のところでもお互いがわくわくしないと、「あ、こいつはこういうところがまだあるんだな」という驚きがないとやっていけないと思っていて。その驚きがなくなって、お互いに飽きた。それが「飽き飽き」という言葉に変わった瞬間に、これはバンドが終了するなと思って。よくない形で喧嘩とかになるだろうなと思って、今終了させないとなっていう気持ちでした。いやな終わり方をしたくなくて。今だったら多分きれいに…きれいにというか、きれいではなかったというか…ファンの人たちの気持ちをあまり考えずに僕は言っていたんですけど。おそらく、僕はいま再始動させてて、ベストなタイミングだったなと思っています。そう、飽きちゃダメなんですよね、楽しくなくなっちゃうというか。それらが僕らの原動力で。今Galileo Galileiを始動しているのも、お互いに対してまた驚きが生まれているからだし。まあ、岩井くんのことは僕はずっと好きだったけど、急に抜けちゃった、いなくなっちゃったので…

岩 (笑)

雄 今のメンバーの良いところはそこなんですよね、お互いがリスペクトし合っていて。お互いを人間として違いを受け入れて驚きあって。冒険しているような気持でやれています。

 

M3 夏空(THE FIRST TAKE ver.)

僕らが不安の中で道を選びぬけるなら

横道の途中で顔出して何度でも君に会えるよ

 

遠 この話の流れからこの曲が聴けて。聞いた瞬間に、知っている曲だけどいつもとなんか感じ方が違うなと思った。俺も一瞬そう思ったし、Twitterでも「夏空!この音源はFIRST TAKE ?!」と一瞬で見抜いた、聞き抜いた人が。

雄 すごい。僕らも今これ、何バージョンだっけ?ってなってたのに

遠 雄貴くんでも?

雄 あれ、これ音源?って(笑)

遠 岩井くんが間髪を入れず

岩 これはGalileo GalileiのTHE FIRST TAKE ver.の夏空です(断言)

遠 愛情がすごいね、誰よりも知っているね、Galileo Galileiのことを

雄 一番詳しい。

 

■夏空と閃光ライオット

遠 これは生徒から。

「お疲れさまです。Galileo Galileiは高2の時にラジオから流れたハローグッバイで知りました。職員が口ずさんだことが話題になったり、別れのさみしさをメロディーからさわやかに感じましたね。曲の作り方がバンドからシンセへと形を変えたけど、ドキドキを届けてくれたのを感じます。日本武道館のライブでは歌詞と曲から当時の自分と重ねたのを今でも覚えています。夏空がTHE FIRST TAKEで演奏された時も、10代の頃の衝動や懐かしさを感じました。4匹のくじらは暗闇を抜けた先にある再会や歌いだすドキドキを感じましたね。名古屋のライブも行くので楽しみにしています。」

雄 おお、うれしい

岩 ありがとうございます

遠 Twitterでもこれでやっぱり新たに2013年にGalileo Galileiをライブで見ることができることは幸せだ、みたいなツイートがあったり。

雄 あったかい。

遠 この曲聴くとマジで思い出すんだよな、本当に。俺も2010年にここSOL!に来て。閃光ライオットって何なのか俺はわからなかったわけ。やしろ教頭、先代のやましげ校長、職員の皆さん、生徒のみんなが、閃光ライオットだ!!ってなってるんだけど俺はまだいまいち分からなくて。見てもいないし、その場にもいないし。

雄 (笑)

遠 でもそのたびにこの曲とかが放送の中でかかるわけ。で、きっとこういうことを閃光ライオットって言うんだなと思っていた。でも、そうじゃない?これって閃光ライオットじゃない?

雄 そうですね、しかも俺らこれ演奏したはずですね。2年目かなんかでゲストで出たときにこれを演奏させていただいた気がします。

遠 2009年ってことかな。やってるんだ。俺はそれは見ていないんだけど…その時はまだ校長になっていないから。でも、ここぞというところでこの曲がSOL!でかかっていた。

雄 うれしい。

遠 みんなにとっても俺にとっても、何より閃光ライオットにとって大事な曲だなと強く思います。

 

■本当はもっとしゃべれる岩井

遠 これは教育委員会だからさ、まあ、ちゃんとやるっていうのもおかしいんだけど、気持ちのままにやりたいなと今日も思っていて。でも夏空を聞いたらまた声量上がってるよ

雄 そうですね、震えてます。すべてが。もうここのカメラもブルブルって(笑)

遠 ノイズ入っちゃう?

雄 本当になってるんで(笑)

遠 なんかやっぱりそうなっちゃうんだよね

岩 僕らも当時の感じにタイムスリップしてしゃべってる

雄 僕も久々に今めちゃくちゃ緊張してて。なんかあの当時SOL!に出たりとか、閃光ライオットのときの気持ちになっていて、口が回らなくなってきている自分がいますね。

遠 岩井くんもCM中に言ってたもんね?本当だったら…?

岩 本当だったらもっとうまくしゃべれるんですよ

遠 (大笑い)

雄 そうなんだ(笑)

岩 もっといいこと言えるんです

遠 「そうなんだ」って言われてるけど。嘘?カッコつけてる?もしかして。

岩 あの…もっといいこと言えるんですよね(念押し)

遠 …けど…?

岩 けどあの頃の気持ちになっているというか、若返っている感じが。

遠 すごいねそういうものなんだよねきっと。

 

■BBHFの始動

遠 Galileo Galileiが2016年に終了し、2018年から尾崎君はBBHFという新たなバンドをスタートさせた。Galileo GalileiとBBHFはどういったことが違うものだったの?

雄 一言で言うと、Galileo Galileiは、僕とメンバーのGalileo Galileiという生き様かなと思っていて、僕ら自身であり、人生でもあり。っていうところをこれから続けていくんだろうなと思っている。BBHFはなんかたくさんいろんな人たちがいろんな環境の中で生きている、その中の一人として僕がいて、その視点からの曲が多い。BBHFは投げかけているという感じですね。逆にGalileo Galileiはぼくらの生きざまについておいでよという引き込む方。そういう違いが自分の中には強くありますね。どっちも好きなんですけど。楽しいし。

遠 年齢で言うと20代中盤くらいの話?

雄 そうですね。BBHFは。

遠 岩井君は2018年、今から5年位前は?

岩 ちょうどFOLKSを活動休止していますね。だからいろんなことが交差しあっていて。そのあと僕はBBHFに、アルバムのco-producerとして共同製作でアルバムを一緒にやったりとか(南下する青年)、僕は映像制作の会社を自分で立ち上げたので、それでBBHFのミュージックビデオを一緒に撮ったりとか。そういう別のクリエイターとしてのかかわりが始まっていたころですね。

遠 そうか、だから、尾崎くんとはその間もずっと同じものを作るという意味で共にあったわけなんだ

岩 そうです

 

■道が再び交わり始める

遠 このとき岩井くんとしては、楽しいこともたくさんあるだろうし、意欲的になれることもあるだろうし、でも何かここはしんどいな、というところはあった?

岩 僕はGalileo Galileiを脱退して、FOLKSをやろうと息巻いていたけど、それも活動休止をすることになってしまって。もう自信がなくなっちゃって。もうアーティストとして音楽をやることはもうやめようと

遠 えぇ…!

岩 作家として誰かに提供したりとか、サウンドクリエイターとしてラジオのジングルを作ったりとか、そういう仕事をしていて。もう自分が前に立ってやることはやめようと思っていたので。BBHFのメンバーとして一緒にやるとかも僕は考えていなかったし、なんかちょっとそういうところがあったんですけど、また雄貴と、BBHFのメンバーと一緒に、いろいろ作っていった中で、そこが再生されていった、という感覚はあります。

遠 一緒にやろうということになったのは、尾崎くん側からの話なの?

雄 そうです。僕は岩井くんが抜けてFOLKSをやり始めてからしばらく…といっても相当ずっとしばらくの間、岩井くんの曲なんて絶対聞かねえとずっと思っていて。FOLKSマジで聞いていなかったんですよね。

遠 おお…!

雄 まあ、結局聞いちゃうんですけど。聞いてません!っていう感じで。悔しくて。自分がやってたことから急にいなくなっちゃって。「なんだよ」っていう気持ちも単純に友達としてもあったし。…なんですけど、岩井くんがFOLKSで、いろいろ僕が苦しんでいたことと同じようなことで苦しんでいたり、いろんなことを外から見ていたし、岩井くんも僕らのことをずっと見てくれているし、っていうことで、岩井くんと僕はやっぱり一緒にいるべきなんじゃないかと思って。岩井くんはやっぱり俺と一緒に音楽やったほうがいいんじゃない?っていう思いで、「岩井くん、何か一緒にやらない?プロデューサーとかディレクターとかなんでもいいからさ、一緒にやろうよ」というところで、岩井くんと一緒にやり始めました。

遠 すごいね

雄 多分、僕は岩井くんに惚れてるんだろうな、ということは思っています。正直。自分としては。

岩 (笑い声)

遠 ちゃんと顔見て行ってあげて。

雄 や、ちょっと…

岩 ちょっと…(ほぼ同時)

雄 それは…

(一同笑い声)

遠 岩井君は割とさっきから言ってたよ?尾崎君に対して愛は伝えていたけども。尾崎君はずっと俺の顔見ながら言ってるからさ

雄 それもそうですね…(苦笑)

岩 (食い気味で)めっちゃ伝わってます。

遠 あ、いいの?したら

岩 あの…こ、これがいいです。

遠 あ、うん…ごめん!

雄岩 (笑い声)

 

Galileo Galileiの再始動発表とアルバムリリース

遠 じゃあ、それで、その言葉と活動によって、岩井くんの中に意欲が湧いてくるし、で、時を経て去年の10月11日、Galileo Galileiがいったん活動終了したのと同じ日に、再びGalileo Galileiとして歩み始めると。すごいね。ニュース見て「え!」って声でたもん。やるんだっていうのと、やってくれるんだ、という気持ちがすごく有って。

雄 僕ら…特に僕は、全然ひっそり始まるものだと思っていて、だから僕のソロプロジェクトのwarbearのライブのアンコールで発表しようぜって言って、そこで発表しちゃったんですよ。そしたらなんかニュースとかになってて。Galileo Galileiってこんなに、7年いなかったのに、みんなの心の中にこんなにあったんだなってそこで分かって。でもプレッシャーを不思議と感じずただただうれしくて、それに応えたいっていう思いで今はいっぱいなんですよね、僕ら。だから始動のタイミングが今で本当に良かったなと思います。何か…閃光ライオットも始まりますし、何か運命的なものを僕は感じます。

遠 確かにね。今月の31日には7年ぶりだ。Bee and The Whalesがリリースになる。

雄 はい。

遠 いつから作っていたの?これは去年の10月11日に発表があって…

岩 その数か月前、去年の夏くらいに、僕らは1曲、記念のボックスセットである「Tsunagari daisuki box」に収録されている「4匹のくじら」という新曲を書いているんですけど、そこで4人で曲を作れることがうれしくて、急にそこから「アルバムを作ろう!」ってなって、集まってめちゃくちゃ曲を作り始めたって感じですね。だから約1年無いくらい前ですかね。

雄 結構僕ら大人になってますけど、Galileo Galileiを始めた当時の「アルバム作っか!」「曲書いてみっか!」そういう感じに戻っていて。全然作戦とかないわけですよ。どういうリリースをしよう、とかは無くて。本当にアルバム作れそうだから作ってみっか、とやってみたらこのアルバムができたっていう感じになっています

 

Galileo Galilei復活秘話

遠 いろんなことがあったわけで、でも7年ぶりにこのアルバムを制作し終えて、今月末にリリース。ファンの皆さんのもとに届くわけですけど、よくGalileo Galileiを7年ぶりにスタートさせようとなったなと、改めてすごく思う。どういうポイント、きっかけがあったの?大きな一言とか。それとも、流れ?

雄 流れ、というよりはポイントがあったのかな、という感じがしますけども、何かしら特別なきっかけがあったわけではなくて。本当に自分の直感、ばーんと降りてくるもの、アイデアの一つでした。それまでGalileo Galileiを終了させてからは、一度もGalileo Galileiをやろうなんて一切、思っていなかったんですよ。

遠 へええ

雄 急に思って。それってなんか、何か降りてきたんだなと僕は思っているんですけど。それでも岩井くんがやってくれなかったらGalileo Galileiはないなと僕は思っていたので、まずは岩井くんに。その日はBBHFのライブでホテルに泊まっていたので、次の日BBHFのライブなのに、夜中に岩井くんの部屋を訪ねて「Galileo Galileiやらないか」って。

遠 そんな感じだったの?

岩 そうですね

遠 言われた時はどうだった?

岩 単純に、うれしくて。ありがとうって伝えたんですけど、そしたら雄貴もありがとう、ってなって。本当に僕はバンドは一生やらないって決めていたんですけど、

雄 ふふふ(笑)

岩 まさか、やることになるとは。

遠 第一声がお互いありがとうっていうのもすごい話だね

岩 そうっすね

遠 普通なら「え?」とかもっと別な言葉な気がするんだけど、感謝の言葉がまず出てくるんだ。

岩 そうですね。でも僕はやっぱりこのバンドって、さっき言った通り生き様であり、僕にとっての人生にこれからなるだろうなと思って。人生の終わりって「死」だと思うんですけど、このバンドを殺したくない、長く生き続けたいっていう、そのために半年くらい話し合いをし続けて、それでやっと「やる」ってなった。並大抵の決意ではないですね

雄 即答は全然してくれなかったですね。本当に「ありがとう」っていう言葉を言われて、そのまま部屋に返されました

岩 (笑)

雄 まあ、いろいろ話はしましたけど。

 

■アルバムから初オンエア「色彩」

遠 でも今こうして、僕の目の前にGalileo Galileiとして現れていて、そういった思いは交錯したけど、でも一つになって、それが化学反応を起こし、新しい作品になっている。その中の1曲をなんとこの場で初オンエアさせてもらえる!聞いているみんなも、ヘッドホンなり、イヤホンなり、スピーカーなり、受け止めましょう。では、雄貴君にお願いしましょうか。皆さんに向けて曲紹介を

雄 はい、Galileo Galileiで、「色彩」。

 

M4 色彩

 

Aメロで、青い鳥、花の咲く庭園を思い浮かべていたら、そのまま歌詞に鳥かごの鳥が出てきて、少し驚いた。モネの睡蓮とか、オフィーリアみたいな油画の色彩を思い浮かべた

 

遠 まず、音と楽器とメロディ、めちゃくちゃきれいね

雄岩 ありがとうございます

遠 とても美しいね

雄 ありがとうございます。

遠 音すごいね

雄 音すごい(笑)

岩 ありがとうございます

雄 うれしい。

遠 あと、聞いてて、自分の大切な人とか、好きな人と話してるときって、言いようのないうれしい気持ちになる、多分そういうことが歌われているのかなって。音楽というものは、説明できないから音にしてくれていて。「そう!あの時の気持ちってこういう感じよ!」っていうのをこの曲の中ですごく言ってもらえているなって聞きながら思っていたんだけど。さっきの二人の話の流れで聞いていたら、メンバー同士もこういう気持ちであるのかな?って。恥ずかしいかもしれないけど。

雄 (笑)はい。

遠 雄貴君は岩井君に、岩井君は雄貴君に、とか。ほかのメンバー二人に対しても。という喜びがこの中にあるが、でもずっと続くものでもないとも。さっき「死」という言葉もあったけどさ、そういう感覚もある。生きるし、死ぬし。それもちゃんと詰まっていて。はかなく美しい曲だなと思いました

雄岩 ありがとうございます

遠 いいね

雄 うれしいです

遠 最高だな。おれ、アルバムも一足先に全部聞かせてもらったんですけど、

雄岩 あ、ほんとですか!

遠 めちゃくちゃよかった

雄 まじすか

遠 もう、伝えたいこといっぱい。すべては言えないんだけどさ、驚きと喜びと。いろんなこと考えられるし。今月の31日にリリースされるんで。Galileo GalileiのBee and The Whalesというアルバムから、改めて「色彩」という楽曲でした。

 

遠 そして、ツアーもすぐあるんだもんね

雄 あります

遠 5月31日Zepp Sapporoを皮切りに…Zeppツアーだこれ!東京、名古屋、大阪、福岡、で最後に羽田6/24土曜日。すごいね、ファンのみんなからしたらたまんないだろうね

雄 もう楽しみだよね本当に

岩 めちゃくちゃ楽しみですね。

 

■生徒へのメッセージ

遠 時間があともう2分切っちゃってて。今日は閃光ライオットの話もたくさん出たんだけど、今はまだファイナルに向けて進んでいる、並びにファイナルにもう行けないことがもう決まっちゃってるアーティストもいるんだけど、先輩の二人から何か後輩のみんなに言葉を頂けたら。岩井くんから

岩 この話の流れでもありましたけど、そう(合格)じゃなかった人たちの気持ちもすごくわかるんですけど、でもそれがめちゃくちゃ糧になっているので。俺はだからこそ今ここに居られてると思っているので。そうじゃなくても、大丈夫ってことは感じてほしいです。

遠 雄貴くんも一言

雄 SOL!も閃光ライオットも、僕らみたいな、一瞬のキラっとしたきらめきみたいなものをキャッチして引き上げてくれる、僕は閃光ライオットってそういうものだと思っているので、カルチャーとして一個の袋の中に入れられるんじゃなくて、一個一個のキラキラを大事にしてくれてたなと思っていて。そういうイベント、閃光ライオットってそういうものだと思っているので、安心してほしいなというか。いろんなものが見られると思うので、ただただ楽しみにしていてほしいなと。僕は思います。

遠 うれしい。初代ありがとう。

 

このまま教育委員会の放送は終了。このあとミクチャで居残り委員会があるので二人はお付き合いいただければと。

 

 

 

 

 

【ラジオメモ】230512 SCHOOL OF LOCK! FRIDAY 学校運営戦略会議【Galileo Galilei】

230512 22:00~22:30

SCHOOL OF LOCK! FRIDAY 学校運営戦略会議



特別授業 閃光LOCKS!

 

2008年第一回のライオットグランプリのGG先生

イメージとしてはSOL出身のバンドというイメージが強い

だからこそ初回に来てくれて、関われてうれしい。

 

尾崎先生、岩井先生よろしくお願いします。

 

(チャイム)

 

雄 この音に聞き覚えがある。いろいろ思い出しました。閃光ライオットが僕たちにとって本当に大事なスタート地点であり、いま復活という、あの時のことをちょうど思い出しているタイミング。

岩 確かにね

雄 岩井くんはどうですか。閃光ライオット、実際に別のバンドで出てたけど。復活はどう知ったんですか

岩 雄貴に聞いたかも。SNSとかで見て。復活らしいよ!って感じだった。

雄 俺はTwitterで、こう(TLを)見ていたら閃光ライオットの文字が見えて。まさかな、って一瞬流したんだけど、やっぱり戻って、「え、やるんだ!」って思って。

岩 みんなざわざわしたんじゃない?俺らの世代は。

雄 何度か閃光ライオットってまたやればいいのにねって勝手なことを、昔を懐かしむタイミングとかで(言っていた)。ああいう場って僕らにとっての救いにもなったし、単純に思い返すと楽しくなるから。

岩 忘れられない。

 

雄 ということで、授業を始めていきましょう。

岩 黒板があるね

雄 めちゃめちゃ久しぶりですね、黒板に文字を書くのが

岩 じゃあ押さえますね

雄 書きますよ、(文字を書き始める)…これめっちゃ緊張するんだよ。字、汚いから。

岩 いい音出てますね

雄 やべ、場所間違った…まあいいか。はい

岩 書けました?

雄 はい。書いた文字なんですけど、これは当時Galileo Galilei閃光ライオットに応募した曲ですね。かなり昔の曲。僕が曲を書こうとして、しかも友達同士で組んだバンドだから、「雄貴が曲書くの?」ってあの感じ、わかるじゃん?あの、ちょっと肩パンしてくる感じ。

岩 うん。はいはいはい。

雄 …も、ありつつ、めっちゃ恥ずかしくて。でもその恥ずかしさをはねのけて曲を書いていったんだけど。これは初めて書いた曲の次、二曲目くらい。自分で曲をかけるのかな?と思ってもう1曲書いてみた。みたいなとこがあるかも

岩 始まりの1曲ですね

雄 そう。始まりの1曲です。「ハローグッバイ」。

 

黒板「ハローグッバイ」

M1 ハローグッバイ

 

雄 マイナビ閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!に向けた特別授業、閃光LOCKS! 初回を担当します。Galileo Galileiボーカルの尾崎雄貴と、

岩 ギターの岩井郁人です。

雄 改めて、ぼくたちGalileo Galileiですが、2008年に開催された第一回目の閃光ライオットでグランプリをとらせていただきました。このハローグッバイが当時の応募曲になってて。応募したとき、僕が閃光ライオットを知ったのは確か学校の職員室の横の掲示板だった。僕は不登校だったからよく先生に職員室に連れていかれて「お前本当に大丈夫か?」って話をされていたんだけど、そこの掲示板に貼ってあるのを見て、あ、閃光ライオットというのがあるんだ、と。賞金100万円とかも書いてあったけど、それよりあの青いポスターに何かを感じて。

岩 うん。

雄 当時やってたバンドはまだコピバンだからコピーと、このハローグッバイとかのオリジナル曲を交えてライブをやってた。全然地元の稚内にはライブハウスも1件しかないし、ハードコア系で。だからライブできる場所がなかった。僕のお母さんが看護師だったから、老人ホームのお祭り、出し物としてライブやったり。

岩 それも貴重な経験だけどね

雄 おじいちゃんおばあちゃんが俺らの演奏に耳塞いでてめっちゃショックを受けた。しかもちゃんとビートルズとか練習したの!おじいちゃんおばあちゃんに向けてやろうと思って。

岩 そのビートルズはどうだったの?

雄 いや、ぜんぜん耳塞いでた。

岩 マジ?それはショックだね

雄 こんなに寄り添ったのに伝わんねーんだ!って。だからバンドもライブをできる場所がなくて空中分解をしそうになっていた。そのタイミングでポスターを見て、これだ!って思った。先生にポスターありますか?って聞いて、貰って持って帰って。それでメンバーにこういうのあるから、これを目標にしない?って言って始まったんだよね

岩 すごいわかる。俺も。多分ライブハウスかスタジオ?札幌の近くで。結構スタジオがあったからそこに練習しに行ってたんだけど、そこで見たんじゃないかな。僕らのバンドにとってもすごく希望が見えた感じがした。

雄 ぴかーって見えたよね

岩 そう。ポスターが光ってた。

 

岩 で、当時雄貴は高校2年生、僕は高校3年生だったと思うんだけど

雄 THE GUILDってバンドだったよね。

岩 そう。THE GUILDってバンドで出場していて、札幌の3次審査で初めて会ったんだよね?

雄 そう。俺にハローグッバイのコード弾きながらさ、なんかにやにや近づいてきてさ、俺もう「こいつ嫌いだわ」ってしょっぱなから思ったもんね(笑)出会いは結構最悪だったよね

岩 まあハローグッバイがつないでくれたとも言えるけど

雄 ハローグッバイ弾かないで来てくれたほうが、もしかしたら仲良くできたかもしんない(笑)

岩 最初イメージ悪かったけど、そのあとはよくなったから!

雄 (笑) 3次審査とかもそうだけど、なんとなく覚えている、独特の出場者の空気とか。そこにはガチで来てる人もガチじゃないけど来ちゃった人もいて。Galileoは半分半分だったんだよね。ポスター見た時の輝きでガッと行っちゃったけど、いざその場に立ってみたら大丈夫だろうか?みたいなドキドキがあって周りが全く見えてなかった。そんな中にハローグッバイを弾きながら岩井くんが来たから「なんだこいつ」と思って。

岩 いや、絶対仲良くなろうと思ったんですよ。ハローグッバイをラジオで聞いたんです、当時。なんだこれ、北海道にこんなバンドがいるのか、絶対仲良くなろうと思って。絶対ハローグッバイ完コピして行こうと思って。

雄 (笑) そうなんだ

岩 俺はこれを弾けば仲良くなれると思ったら…(笑)でも一応そこでつながったんですよ。稚内と僕の地元恵庭で電話して

雄 電話友達になったもんね

岩 お互い悩みを相談して

雄 メル友になったんだよね

岩 そういうつながりが閃光ライオットによって生み出されていると思う。いろんなところで

雄 それはすごい思うね

岩 案外バンドを本気でやる人って他とつながれない人もいると思うんだよね。それによって普通の友達ができなかったりとか。音楽でつながるって珍しい。なかなかいなかったから稚内と恵庭でつながった、ってのもあるし。(閃光ライオットは)そういう場所でもあるよね。

 

岩 実際ファイナルのとき、グランプリは東京ビックサイトだったかな、現場でやましげ校長から発表されるわけなんだけど、どうだった?そのときはどういう気持ちだった?

雄 本当にいっさい自分たちが優勝するだろうという、そもそもそういう希望では来ていなかった。ただこの場を楽しもうと思っていた。まあ100万円とれなかったらバンドをやめなきゃいけなかったし。

岩 後がなかったんだね

雄 そしたら「優勝、Galileo Galilei!」って言われて。光…多分そこまでまぶしくはなかったと思うんだけど、バーッてすべてがぎらぎらのぴかぴかになって。見えていないの、目が。ステージに上がっていって、校長・教頭もいた中だったじゃん?見えていないの。これ。びかーっていう光の中でお二人の影がなんとなくちらちらしていた。腰に手を当てて前に出ていくサポートとかもしてくれていたんだけど、それくらいのイメージしかない。で、そのままライブやるんだよね

岩 一曲ウィニングライブ的なね

雄 それも。逆によくできたなと思う。全く考えていなかったのにそこに立って。それまでの人生で一番緊張したライブだと思う。ふつふつと、喜びというか…なんかさ、めちゃめちゃでかい強い希望が目の前にどんって現れると人間ってまず「これ手にしていいのか?」っていう恐怖とか畏怖を感じると思うんだけど、それで頭がいっぱいだった。

 

岩 僕は初めて人生で挫折を経験した。無敵だと思っていたの。10代の頃ってそういうところある人もいる。絶対に優勝できると思っていたの。

雄 (笑) そうなんだ

岩 札幌の3次審査でも、一番いいライブをしたと思っていた。

雄 でも実際、当時のTHE GUILD、なんで上がっていかなかったのかなって一番思ったバンドだった。

岩 だからこそ、めちゃくちゃ大きい挫折をして人生で初めての大きい挫折だった。それがあるからこそ、うまくいかないことも大事なんだなと正直思った。今だからわかる。

雄 すいません、なんか。そんな中で。多分俺らは(勝ったとき)泣き崩れるとかもなかったと思う。ああ駄目だったんだ、それが現実だよな、とか思うやつだったから。

岩 でも同時に手にしたからの、恐怖みたいなのもあったみたいだし

雄 それこそファイナルにいたバンドはさっき言ったようにガチガチで来ていたから…しかもみんなめっちゃ席が近くてそばにいるわけ。その日の緊張とやってやるぞ、やれるだろうかの気持ちの中で、メンバーにブチギれちゃう人とかもいて。

岩 それぐらいなかなか10代で体験できないほど熱くなれるというか、没頭できるぐらいのイベントだったなと思う。そう考えると復活するのはうれしいね。いろいろな物語がある

雄 それこそ世代が違って、おかれている状況が少しずつ変わっていて新しい世代の人たちだと思うから、そのドキドキ感とかも、また違ったものだったりするのかも。閃光ライオットにはその楽しさがある。実際、もう出られなくなった今でも、そういうことを考えるとわくわくする。出る人たちはどんな気持ちで応募するんだろう。どんな応募アーティストがいるんだろうって。

岩 それを考えると刺激になりそう

雄 閃光ライオットって、これは自分が初代で優勝したからではなく、閃光ライオットから得たものでいまこうやってミュージシャンをやれているということが、すべて閃光ライオットが起こした魔法だし、あれにいまだに感化され続けていると思っている。本当に、復活マジでうれしいです。めちゃめちゃ追いかけようかなと思っています。

 

岩 そろそろ終わりの時間。

雄 では最後に黒板に(文字を書き始める)。これさ、書き順とかもいろいろな人に見られていると思うと…

岩 ぎりぎりラジオだから大丈夫

雄 そうだよねwwはい、書けました。「出口であり入口」。

 

黒板「出口であり入口」

 

岩 出口?

雄 まず出口。僕もそうですし、僕がみた、閃光ライオットに出場していた人たちはみんなそうだと思うんですけど、年齢的に何かしらの出口を…それは今の状況から出たい人もいるだろうし、単純に今の状況をよくしたい人も、別に今のところにいたい人もいるかもしれないけど、多分出口をみんな求めていて、僕らもそうだった。稚内という町にいてライブもできない、おじいちゃんとおばあちゃんは耳を塞ぐし、周りもバンドをやっていることにあまり興味を示してくれない。(閃光ライオットは)その出口だったなと。それと、ステージに立ったときに、さっき言ったように光が見えたんですよね。あれはだから出口であり、入り口だった。出口は、次の入り口だから、そういう門みたいなものを僕は通ったんだなと思っている。だから「出口であり入口」

岩 全くその通り。僕もそうです

雄 岩井くんが挫折したってのもそうだろうし。

岩 あれもまさしく出口であり入口でしたね。

雄 みんな、優勝した僕らだけでなく、通った人たちはみんな、そこに通過点、それも輝かしい通過点を感じて通って行ったんじゃないかと思っている。今の人たちも閃光ライオットでそれを感じたらすてきだなと僕は思っています。しかもそれが続いているというのが最高だと思います。

 

M2 夏空

 

雄 いまSOL!に関係したものにかかわってしゃべっているということが今、心の底からうれしかった。

岩 いま絶賛、大会が真っ盛りというか、地方でいろんな審査が行われて、ファイナルに向かっているという。頑張ってほしいね。

雄 頑張ってほしいし、頑張ってほしいというかなんか…同じ気持ちをぜひ味わってほしいという感じ。Galileo Galileは閃光ライオットをめちゃめちゃ!応援しているんで!!

岩 はい。応援しています!

 

 

 

 

 

 

BBHFTalks 過去記事リンク集

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BBHFTalksは、2020年4月から1年間、北海道放送Air-Gで放送されていたBBHFのレギュラーラジオ番組です。放送は毎週水曜21:30から25分間でした。現在は放送休止中。

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リンクを押すと過去記事の該当コーナー部分に飛びます。

まだ整理途中(2021年4月時点)

 

 

■異業種Talks

200527 医者・登山家の小坂健一郎さん

200610 クリエイターの岩井郁人くん

201014 ライブ制作の福岡秀崇さん

210210 (株)VERSION2取締役の大西昭夫さん

210324 Air-G' 編成制作部の片山亮輔さん

 

【ラジオメモ】210331 BBHFTalks

お休み前の最終回 / 各企画振り返り / 各メンバー振り返り / 新曲「黒い翼の間を」ピアノ弾き語り解禁

 

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BBHFTalksは、2020年4月から北海道放送Air-GでスタートしたBBHFのレギュラーラジオ番組で、毎週水曜21:30から25分間放送しています。

このラジオメモは、ブログ主のタイピング能力の限界により大意が変わらない程度に語尾や発言の省略があります。一言一句再現した書き起こしではないので悪しからず。

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ゆ 今日の放送でいったんお休みとなるのである意味ラスト。特別なことを用意してきたので、最後までお楽しみに。この番組は対話をテーマにしてきて、たくさんの人が参加してくれて楽曲を作ったりもしました。というわけでまずは一曲聞いてください。ニャンダーラ。

 

M1  ニャンダーラ

 

ゆ この曲、皆さんから歌詞を募集して、繋げまくって一曲にした、という曲です。(歌詞採用者の名前を読み上げる)ラジオを通して曲を書いたりしてみたいよね、と前から言っていたのが実現した。しかも結構いい曲になったと思う。いい思い出になったと思います。でもラジオがいったんお休みになるとこの曲の「場所」が、ね。

か 聞けなくなっちゃう。

ゆ どうするか考えたいと思います。

 

■各企画の振り返り

ゆ あとは「異業種Talks」をやってきていて、登山家・医者の小坂さん、クリエイターの岩井くん、ライブ制作の福岡さん、バージョンツー代表取締役大西さん、BBHFのラジオディレクター片山さん。これ楽しかったし、反応も良かった。いろんなジャンルの魅力に気付いたとか、単純に話が面白かったとか。反響のある企画で、やりながら僕らも勉強になった。

 

ゆ マンスリーテーマでいろんなことをテーマを決めて話したり。これは本当にゆるっとした感じだったけど、音楽相談室もやったし、各種ゲームも。BBHF vs.は得点があったけど、ポイント自体は今度に持ち越そう。番組がなくなるわけではないのでね。現時点でDAIKIくんが55、僕が30で、和樹が15。

か めちゃくちゃ低い(笑)

ダ すごい差だね

か 巻き返せないかも…倍以上違う

ゆ また改めて番組が始まったら俺が逆転勝利する、と。賞品も用意されてるし。今後回収するので!企画倒れしたわけじゃないですwww

か 内緒の景品はいったい何なのか…!

 

ゆ あと、BBHFTalksにお便りが送られてきました

「春から大学生。6月の架空妄想会社の企画で子供向けの楽器を販売する企業を採用してもらって読んでもらった。そのころは志望校決定の時期で、もともと志望していた法学系は難しいと悩んでいた時期だった。そのメッセージをメンバーにいいじゃんと言ってもらったことをきっかけに起業に興味を持ち、商学・経営の学部に進学を決めた。ほめてもらったアイディアがどのくらい世界に通用するのか大学で学んで挑戦してみようと思う。進路変更で悩んで、挑戦する前に法学系をあきらめるのは苦しかったけど企業というもっと大きな挑戦に取り組んでみようと思う。素敵なマンスリーテーマでした。ありがとうございました」

 

か すごい!こちらこそありがとうございます

ゆ 人の人生を変えると思わなかった。対話を通して、というもともとのテーマに合っていて嬉しいメールだった。

 

■各メンバーの振り返り

ゆ 各メンバーにも振り返ってもらおうと思います。まずは和樹

か 単純にメンバー全員でテーマを決めて話したりする機会って、普段ツアー中で一緒に回っているときくらいしかなくて、コロナ禍だとメンバーとの意思疎通も難しくなっていた。ラジオのおかげで、毎週みんなで面白おかしい企画とか話をできていい時間だった。そうやってメンバーが楽しんでいる様子をリスナーも楽しんでもらえる関係性ってラジオでしかできない。こういう機会をもらえてよかった。

 

ゆ ではDAIKIくんも振り返ってみてどうですか

ダ 番組が始まったのがコロナ禍最中。スタジオ収録も少なかったけど、何度かスタジオに行って顔を見合わせて話せる機会があって、それはラジオがあったからできた。メンバー同士でツアー中に話すような内容とはまた違う観点から話ができて、メンバーの新しい見え方ができたし、それを聞いてファンの方がどう思っているかということをメッセージから知ることができた。自分たちがこういう風にやっているんだ、というのを感じ取れる貴重な時間だった。

 

ゆ メンバーが普段話していることとは違うことを、リスナーと対話することをテーマに話せた。番組の時期がコロナ禍にかぶってしまったけど、結果的にやりにくくなっていた「対話」が番組のテーマだったことは奇跡的だったのでは。

 

■弾き語り

ゆ 先週の放送で「特別なことをしたい」と伝えていましたが、なんと僕が弾き語りをしたので、皆さんに曲を届けたいと思います。初めて歌うレベルのものなんだけど

 

M2 黒い翼の間を(ピアノ弾き語りver.)

 

近づいてくる運命の日

眼を閉じて息をする

どうなんだ僕らは

同じテーマの前で出会ったけれど

君と隠れた小屋にカギをかけていつしか

見せない姿は広くにじんだ影遊びの鳥

 

どんな色 どこへ向かう

決めないまま ただ羽ばたいて

知りたかった 触れたかった

震える指で開け放ったら

 

君の背を押していく

黒い翼の間を

影が落ちてもその姿は見えてるよ

傷だらけの手で押していく

鉄の壁を明日へ

息が切れても君に空を見せたいよ

 

一声さえずってくれよ

かすれても外れてもいいから

他の誰でもない

僕の上を飛んでくれよ

 

 

すごい歌詞だな。

閉じ込められた鳥と向き合う、といえばGGの名曲「鳥と鳥」を思い出す。

 

 

ゆ 聞いてもらったのは僕らの新曲「黒い翼の間を」でした。こちらは専門学校のCMに書き下ろした形。新しい曲を作ってリリースするというのはバンドの一歩一歩みたいなところがあって、気を付けて一歩を踏まないと、「あれ、こっちの方向へ行っちゃった」とか「前の曲に似ているぞ」とか、わかんないけど。いろんなどう思われるかを考えて歩まないといけない。…と思いがちだったけど、今回の話をもらって、CMの伝えたいことにちゃんと沿った楽曲を作りたい、というところに重きを置いて曲を書こうと思った。BBHFとしてのサウンドの流れ、というよりはCMに対して僕らができる限りの書下ろしをした、という風に聞いてもらいたい。

メッセージとしては「ポテンシャルについて」「自分はいったいどこまでのポテンシャルを持っているのか」ということについて。例えば僕らならステージに立ったり曲を作ったりして人に聞かれてその評価がある。実際にどこまでできるのか?を見るのは怖いこと。自分を直視するのは難しい。

自分はカラフルだと思っていたら灰色だったとか、その逆とか、それを黒い翼に例えている。色とりどりの翼をもった鳥が飛んでいても、遠くから見たり、逆光の中で見たら黒い影にしか見えない。本当の姿ではない姿で、それは何色でどんな姿をしているのかわからない。それに近づいていって、本当の自分に近づいて受け入れる、ということへのあこがれ。自分を受け入れたい、でも怖い、という多分誰もが感じていることについて、特に専門学校だから、進路を決めるときにはきっと感じるであろう恐怖、そして希望を表現したいと思って書いた。CMを通してでも、曲を聞いた誰かの決めかねていることの後押しをできたらと思う。

新体制、みたいな感じになっているけど、旅立ちの曲ではない。自分が今までやってきたことに向き合う曲。強く立っている、自立している、という風に見てもらえたら嬉しい。後は曲を聞いてそれぞれで聞いて判断してほしい。

…僕にしては自分の曲についてめちゃくちゃ語っちゃt…話しちゃったんですけど。こういう思いが詰まっています。ピアノと僕の歌だけって今後もそんなにないと思うので、特別なテイクをラジオで届けられてよかったと思います。

 

何となく、バンドの今の状況を重ねるような聞き方はされたくない、というのが言外から聞こえてくるような話だったな。

 

■エンディング、リスナーへ

ゆ そろそろエンディング。ちょっと寂しくなるけど、前回伝えた通り、制作に集中する充電時間なので、僕らの本当に大事なところである音楽を作ったり、それをライブで届けるという活動にぐっと集中して、またいいものができて盛り上がったところでこのラジオをまたやれたらと思います。待っててくれると嬉しいです。今まで聞いてくれたラジオリスナーに一言ずつお願いします。

ダ 約一年間にわたって聞いてくれておりがとうございます。じかに声を通して何かを伝えるというのは今はあまり機会がない。貴重な機会だった。SNSとは違うラジオの良さ、ここでしか聞こえないことがたくさんあって、BBHFをよく知ってもらうということが、会話をすることがたくさんできた。もっといろんなことを発信してもっと僕たちを知ってもらえたらと思っているのでまたお会いしましょう

か 何度も言うけど終了ではなくいったんお休み。いなくなるわけじゃない。コロナ禍の中でラジオがほぼ唯一メンバーの話を聞けるところだったと思うけど、これからフェスに出たりワンマンやったりでたくさんみんなに会える場所があるので、これからも僕らを追いかけてくれたらと思う。

ゆ 僕自身が中高時代自分の好きなバンドがやっているラジオを聞くのが大好きだった。そういう意味でもバンドがやるラジオって特別で憧れだった。それをやらせていただいて、テーマも持ってやれて、感謝をしている。聴いてくれる人たちがいるからこそ続けられるので、ここで終わりではないのはリスナーがたくさんいてお便りくれたり、繋がろうとしてくれるのがちゃんと伝わっているから。だからお休みという形になった。リスナーのおかげで続けられるものになっているので、そこには期待していてほしい。今まで、とくにコロナ禍で繋がりが希薄になった中でも、あまり気にせずぐいぐい繋がろうとしてくれたことが、暗黒の中にある光の部分だったと思う。元気をもらったりしていた。これからはライブなどで直に会えるタイミングが来るはずなので、そこで実際に…BBHFTalksしていけたらなと…?ちょっとよくわかんない(笑)うまくまとめようとしたけど全然まとまんなかった。感謝しています。そしてまたラジオやりたいです。

 

ゆ あとうれしいお知らせ!また新しくフェスが決まってニュースがちょっとずつ出ているのでHP見てもらえたら。いい風が僕らの中に吹いている。いろんなお話が来たりとか。この良い風の感じを今までラジオで報告してきたけど、ラジオがお休みになるから、潜ってるように見えるかもしれないけどいい風は吹いているから。期待していてほしい。

 

また会いましょう!

 

 

 

今まで謎の執着心で書き綴ってきた【ラジオメモ】シリーズもこれでひとまず終了です。各企画のリンクまとめくらいは作るかもしれません。

ライブを見に行くことがなくなって、ライブレポに使うMC記憶能力が鈍ったらいやだなと思ったのがこのシリーズを始めたきっかけでした。だから最初は一度普通に聞いたラジオを後から思い出して羅列する、というスタイルをとっていたのですが、何しろradikoで聞き直せるので、いつの間にかがっつりした文字起こしスタイルになりました。耳で聞きながらタイピングするのが異様に早くなりました。

最初のころと、年明けのいくつかは記事が抜けたり内容がほとんど無いメモだったりします。惜しいことしたなあ。

早く普通のライブレポが書きたいです。では。

 

【ラジオメモ】210324 BBHFTalks

異業種Talks / Air-G編成制作部片山亮輔さん

 

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BBHFTalksは、2020年4月から北海道放送Air-GでスタートしたBBHFのレギュラーラジオ番組で、毎週水曜21:30から25分間放送しています。

このラジオメモは、ブログ主のタイピング能力の限界により大意が変わらない程度に語尾や発言の省略があります。一言一句再現した書き起こしではないので悪しからず。

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雄貴・和樹・DAIKIの3人でTalks

 

ゆ 今日は僕たちとは違う職種の方と対談する「異業種Talks」をしていきますのでお楽しみに

 

■異業種Talks

ゆ 今日はGalileo Galilei時代からラジオを担当してくれている、片山亮輔さんです。片山さん、よろしくお願いします

皆 よろしくお願いします!

ゆ 片山さんは現在Air-Gの編成制作部でいろいろな番組のプロデューサーを担当していらっしゃるということで、このBBHFTalksのプロデューサーも。過去には2010~のGaliberocca、2013年に放送したEterno Galiberoccaの当時のディレクターを担当してしてくれていました。11年という長い付き合いの片山さんに今日は来ていただきました。今までの僕らの話も含めて聞いていけたら。

 

ゆ ラジオ番組ってそもそもどういう人が関わって作られているのか?

片 地方のラジオ局と、東京の大きな番組では関わる人数も役割も異なる。東京FMのSOL!で録っていた時の人数と、Air-Gで録るときの人数は大きく違うと思うんです。

ゆ はい。

片 まず北海道の例で言うと、主にディレクターという人が台本を書いたり、実際に卓に座って音を出したり。次にDJ。北海道ではディレクターとメインDJという形で作られている番組が多いと思う。3~4時間の生放送になると人手が必要なので、ディレクターとメインのDJとアシスタントディレクター(AD)。最小その3人になる。

か 3時間でも最小3人!

片 一方SOL!とかだと、Dと、別にミキサー、AD。ADもメールだけじゃなくSNS専門も必要だから二人、それとプロデューサーも現場にいて、最小5人入る。地方とはやっぱり製作人数が違う。逆に言うと地方は音作って台本作ってストーリー考えて、なんならHPのバナーデザインを考えるところまで、一貫してすべてできるのがやりがいがある。

ゆ 少数精鋭なんですね。生放送でも片山さんとだけでやったことありましたよね。

片 ありますね。

ゆ 地方の形でできるラジオは大人数の意向が入っていなくて、ある種自由にやらせてもらっているとおもう。

 

ゆ ラジオ業界に入ったきっかけを教えてください

片 これを言うと怒られちゃうかもしれないけど、めちゃくちゃラジオが好き、という人間ではなかった。広く浅く音楽が昔から好きで、音楽の専門学校に。そこでレーベルのこと、音の編集のことなど、多種多様なことを学べる学科にいた。卒業に際していろいろなところに研修に行った中で、常に音楽がかかり続けているのがラジオ局、特にFMだった。洋邦クラシックジャズまですべての音楽ジャンルが網羅されているのがFM局。多分、会社で何か資料を書いているときにずっと音楽が鳴り続けているってそうそうないと思う。トイレ行くときもエレベーター乗る直前も流れていて、こんな幸せな環境他にないんじゃないかと思って。専門学校卒業のタイミングでラジオに行くと決めて今に至る。

ゆ 記憶にあるのが、Galileo Galileiのころ、galiberoccaでしゃべりとか企画に対する熱意より、音楽に対する熱意、「メンバーの好きな曲かけようよ」とか、片山さんに会うたびに「あれ訊いた?」「あのアルバム訊いた?」って、片山さんの音楽への情熱が伝わってきてた。今の話を聞いて納得。

片 すごくうれしい言葉ですね

ゆ ちょっと言うの遅くなっちゃたかもしれないんですけど、片山さんは僕と和樹と同じ北海道稚内市出身。そもそも昔から片山さんと音楽の趣味が合うことが多くて、そしてその相手が稚内出身のディレクターだ、ということが不思議とすごく励みになっていた。片山さんじゃないといけなかったんだろう、という運命をあの時も今も感じている。不思議な、奇蹟的なつながりがあると思う。内輪っぽい話になっちゃうけど。

 

ゆ ここからは僕ばかりしゃべっちゃったので、メンバーからも片山さんに聞きたいことを聞いていきます。その前に、片山さんのおすすめ楽曲を聴いてもらおうと思います。

片 「ロックフェス」をかけていただきたいな、と。

ゆ なんと。予想外の曲が。

 

M2 ロックフェス

 

ゆ なぜこの曲を選んでくれたんでしょうか

片 いや、「かけあがって」もかけたいし「僕らの生活」もかけたいですし…選べないんですけど、やっぱり「ロックフェス」というものが非常にやりづらい状況下なので。僕はBBHFのワンマンライブは毎回“ロックフェス”みたいなものだと思っていた。生の音をこれからコロナに打ち勝つために届けてくれるバンドだと思っているので。2021年も全国のファンの方たちに毎回がロックフェスと言えるようなワンマンライブを届けに行ってくれるだろうという願いを込めてセレクトしました。

 

ゆ ここからは各メンバーからの質問を。まずは和樹から

か 昔からしゃべるのが苦手で…

片 そんなことないですよ

か アーティストの方たちってしゃべるの得意な人と苦手な人がいると思うんですけど、僕みたいにしゃべるのが苦手な人がうまくなるにはどうしたらいいと思いますか

片 和樹さんは今の自分の喋り方を治したいと思われているんですか?

か 直したいとは思っていないです。でも受け答えをもうちょっとユーモアのある…

片 めちゃくちゃユーモアあるじゃないですか!

か もっと面白いものにできたらいいなと思っているんですけど

 

片 まず話の上手い・下手っていう概念の話。話が旨いのは滑舌・噛まないとかも言われるけどあまり気にしていない。好きなことをめちゃくちゃ語れる能力。和樹くんの話を聞いていて下手だと思ったことがない。好きなものをゆっくり丁寧に語ってくれるから。掛け合いのテンポ感が気になる、ということだと思うけど、それは練習と反復を繰り返せばついてくるもの。例えば3分でしゃべるのを自分で意識して繰り返すとか。それをやるとラジオの「最後一言お願いします」で30秒しかないときとかでも言いたいことが言えるようになる。だから和樹くんは3分なら3分と決めて、伝えたいことを伝えきる練習をすると、好きなもの、つまり話題は持っている人だからすぐにでも話はうまくなると思います。

 

ゆ 次はDAIKIくん

ダ べたな質問ですが、もしこの業界に入っていなかったら何をしていたと思いますか

 

片 もともと音楽関係に行きたいとは思っていた。二つ迷っていてラジオ業界に来たんだけど、もう一つは、中高の頃引きこもりだったのでずっと一人で映像を取って、編集して、というのをやっていた。当時ミッシェルゴンドリーという監督がいて、ケミカルブラザーズとかエターナルサンシャインとかの映画を撮っていた人、この監督のMVを見て衝撃を受けた。「こんな映像が作れるんだ!しかも音楽にビタであってくるんだ!」というのが衝撃。なれるかどうかわからないけど、映像制作を目指していたと思います。

ゆ 知らなかった!

か 初めて聞いたかも

ダ はじめて知りました。ラジオも音楽と密接なお仕事だと思う。片山さんはやっぱり音楽を中心にいろいろやっていきたいんだなと再認識。

 

ゆ 最近、しゃべるのが上手なアーティストが増えているなというのは僕は思っている。それが悪い事とは思っていないけど、僕らはそこじゃ無さ過ぎて、それが一般的になりすぎると肩身が狭くなりそう。音楽をやっている人間として、ラジオに出るときに、どうあるべきなのかという。演奏させてもらえるならもちろんいいけど、しゃべりで出るとなった時に、自分たちの本分とは違うところで戦っていると感じることがあって。そういったジレンマをラジオ局の人としてはどう思いますか・

 

片 アーティスト番組ならつたない喋りで全然かまわないと思っている。そのアーティストがしゃべりたいことを話してくれている、という時点でファンに届けるべき情報。30分とかのアーティスト番組なら無理して明るくする必要はない。各地方のキャンペーンの生放送で、あったこともない人と15分喋ろ、という流れのとき、何らかのバラエティー色のあるワンコーナーがあって、リリーストークしてさようなら、という一つのひな型がある。そこにアーティストが「ん?」と思うのはごもっともだと思っていて。ただ、番組に出るにあたって動いてくれた人たちはいるわけで、アーティスト側のスタッフはそのアーティストの楽曲を広めたいと思ってその番組を選んでいるし、受け入れる側も押したいと思って出演を決める、その番組にはリスナーもたくさんいる。知らない人が出会うきっかけではある。きっかけとして音楽の力だけでも行けるはずなんだけど、バラエティー色のあるコーナーというのは

 

 

 

すごいいい話していたのに最後の最後だけ文字起こし終わらないままタイムフリー聴取期間終わってしまった…やらかしたーーーーーーーーー悔しい。

 

【ラジオメモ】200317 BBHFTalks

 3月マンスリーテーマ「○○からの卒業」 / 早起き得意派・苦手派 / チキンの骨しゃぶり / 辛い食べ物 / おすすめMV 雄貴&和樹 / 

 

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BBHFTalksは、2020年4月から北海道放送Air-GでスタートしたBBHFのレギュラーラジオ番組で、毎週水曜21:30から25分間放送しています。

このラジオメモは、ブログ主のタイピング能力の限界により大意が変わらない程度に語尾や発言の省略があります。一言一句再現した書き起こしではないので悪しからず。

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雄貴、和樹、DAIKIの3人で収録。

今回の最初のあいさつで3人がそれぞれ自己紹介をした後に、雄貴くんが「僕たちBBHFは」と話しだしたのが少し気になってしまった。「この3人がBBHFです」を強調されてしまった感じがして。いつもはそんな言い回ししていなかったと思うんだけどなあ。公式の発表では3月の間はまだ仁司くんもメンバーなんだけどなあ。(しばらくは引きずる)

 

 

ゆ 僕たちBBHFは、前回もお話ししましたが、最近はレコーディングをしています。皆さんが楽曲を聴く機会ができるかも?

 

M1 だいすき(リスナーリクエスト)

 

ゆ 聞いてもらったのはBBHFで、「だいすき」でした。…「大好きです…♡」みたいな感じで言っちゃったけど(笑)

か BBHFの「大好きです…♡」っていう(笑)

ゆ この曲は僕も「だいすき」なので嬉しいです。

 

■3月マンスリーテーマ「○○からの卒業」

「朝ぎりぎりまで寝ることからの卒業。朝食、着替え、歯磨き、メイクが20分で済むことに気付いてしまい、朝ぎりぎりまで寝てしまう。寝ぐせなどのアクシデントがあるとやばいから余裕持って行動したい。」

 

か 気持ちはすごくわかります。自分が寝られる最大限まで寝たいもんね

ゆ …和樹はね。

か でも、朝食、着替え、歯磨き、メイクが20分ってすごいスピードだよね

ゆ あれじゃない?発明家が作るようなやつ。卵割ったりドライヤーとかウィーンってやってくれるやつ。

か そうじゃないと20分は無理だよね

ゆ でもぎりぎりまで寝てるの和樹がいつもやってるよね。フェスのときとかですら遅刻してくる。

か 準備時間を少なく見積もりすぎてて、15分で終わると思ったら30分かかったりする。だから15分前に起きてもちゃんと15分で出かけることができないww だからこの人とはまたちょっと違うかも

ゆ 俺は早めに起きとかなきゃ、ってなっちゃうからなぁ

ダ 寝坊はあんまりないよね

ゆ 割と早く起きようとするね。早起きをするってわけじゃなくて、何かあるときはゾワゾワするというか、起きちゃう。強迫観念みたいな。DAIKIくんはたくさん寝たい、見たいのはあんまり感じたことない?

ダ いや、何もない日はほんと半日くらい寝てるよ

ゆ ロングスリーパーなんだ。そんなDAIKIくん見たことない。ツアーのときとかも

か けっこう朝早く起きてその土地の朝ごはんとか食べに行ってたりするよね

ゆ その前の日に夜中まで飲んでたのに!ってなる

ダ 気が張ってるからじゃないかな

ゆ 3時間くらいしか寝てないんじゃないかって日がある。結構家では寝るんですね。寝だめしてるんだ

 

(次のメッセージを読もうとして笑いだす雄貴・和樹)

か これ…(笑)

ゆ www…いいですか?

「チキンの骨しゃぶりからの卒業。ケンタッキーとかの骨に残っている肉や衣、軟骨をすべて食べるためにずっとしゃぶり続けてしまいます。人の目があるとそわそわしながら骨に食らいついています。人の目があるときは卒業しよう…」(ところどころ吹き出しながら読む雄貴)

 

ゆ どういうことなんだろうね。これずっと目を付けてて、読むか読まないか迷ってた。笑っちゃうから…

か 食べられる部分は根こそぎ食べたい、ってことだよね

ゆ 赤ちゃんの「指しゃぶりからの卒業」みたいに言うのやめてほしいwww

か チキンの骨しゃぶりからの卒業ww

ゆ イギリスかどっかの研究で、骨の中には骨髄って入っているじゃないですか、いろんな赤ちゃんにいろんな食べ物を与える実験で、どんな赤ちゃんにも一番食いつきがよかったのが骨髄だったらしい。だから骨髄って動物とかもちゃんとしゃぶって食べるらしくて、この人は本能で栄養を欲してるんじゃないかと思うよ、でも人目の多いときはやめたほうがいい。…ケンタッキーでとなりの人がめっちゃ骨しゃぶってたらどう思う?目を合わせないようにしようって思う?

か でも「ちゃんと隅々まで食べてるんだな」って思う。魚をきれいに食べる人って本当に頭と骨以外きれいに食べるじゃん、あれと一緒と考えると偉いなって思う。

ゆ ちょっとね、読んじゃいけないものを読んじゃったかもしれない…ww 頑張ってください

 

「辛い食べ物からの卒業。おなかが強くないのにお店で一番辛い物を頼んで次の日におなかを壊す。医者からは控えたほうがいいと言われてしまった。」

ゆ お医者さんから言われるほど辛いもの食べるってどういう状態になってたんだろう、胃とか

か お店で一番辛いものだからすごいよね

ゆ 味仙とか(名古屋名物の台湾ラーメンのお店)。ツアーでよく行くじゃん、強くないのに辛いもの食べちゃうのは分かるんだけど、お医者さんに言われるくらい食べるのは、さっきの骨しゃぶりの人と同じ本能的なオーラを感じちゃう…お酒・たばことかで体を壊すってのは聞くけど、辛いもので体を壊すってのはなかなか特殊。

か まずは「一番辛いの」っていうのを辞めたらいいんじゃないかな。普通くらいのはいいでしょ。

ゆ トップを目指さなくていいんじゃないかと。

か だからココイチとかで一番辛いのを!っていうのを辞めたらいいと思う。そこそこの3・4くらいで抑える。

ゆ 辛い食べ物自体を辞めなきゃいけないわけじゃないと。飲酒に近いところがありますね

ダ たしかに、近いね

ゆ 和樹的にはトップを目指さなければいいんじゃないかと。

か トップじゃなければいいんじゃないかと思います

 

■メンバーセレクト

ゆ 今日のメンバー選曲は僕です。ケイトリン・ターヴァーで「ディオンヌ」

 

M2 Kaitlyn Dever / Dionne

 

ゆ この曲はもともとThe Japanese Houseというバンドの曲でこれはそのカバー。ジャパニーズハウスと僕の大好きなボン・イヴェールがコラボした曲。オリジナルはサウンドが攻めててノイジー。それはものすごく良いんだけどメロディーの美しさをあえて覆い隠そうとしている感じがあって、一方このケイトリンのカバーはこの曲のメロディーがそもそも良いということを知らしめた一曲になっているかなと。ソングライティングの軸がすごくわかるカバーで面白いなと思ったので、ジャパニーズハウスのバージョンとこのカバーを聴き比べてみてほしいなと思います。

 

■メンバーおすすめMV紹介

ゆ 毎回メンバーのおすすめソングを聴いてもらっているんですけど、今回は雄貴と和樹のおすすめMVを紹介したいと思います。前々回、DAIKIくんはもう選んでいて、ブルーハーブのをチョイスしたということで。MVの面白さを話したんですか?
(ここでも仁司くんに触れない雄貴くんになんともモヤる…)

ダ 話しました!

ゆ じゃあ俺らも話すということで。では僕から。雄貴のおすすめMVはthe Verveというアーティストのビタースイートシンフォニーという曲のMVが好きです。好きというか、最近見返して。オアシスとかと同時代のアーティストなので10代くらいに見てた。

ボーカルのリチャードがイギリスの街をまっすぐに歩いていて、通行人をよけたりもせずひたすらまっすぐ歩くMV。時々押し負けているのが面白い。ガタイの良い人にぶつかったときとか、猛禽類みたいなロックスター然とした目線とか。

今はMVってなじみやすいようにつくる風潮があるが、ロックバンドを破天荒にかっこよく描くMVを作っているのって愛おしいことだなと思った。一人で歩いて行った最後にメンバーが合流するのがすごくよくて、誰が見てもこいつらロックバンドだなと分かる感じ。だからこそ人によっては押し負けているのが面白いところ。

 

 

か 自分のおすすめMVはCOLDPLAYというバンドのストロベリースイングという曲のMVが自分はめちゃくちゃ大好きでおすすめです。このMVは基本的に地面に寝転がったボーカルの周りに、チョークで家とか人とかが描かれていて、絵本みたいに物語が作られている。。。説明が難しいなこれ

ゆ 床に描いたチョークの絵がアニメーションになっているんだよね?

か そうそう。ストーリー自体はボーカルがスーパーヒーローになって悪い奴にさらわれたお姫様を救いに行くっていう単純なストーリーなんだけど、それをチョークの色鮮やかな絵で表現していて、すごく良いMVだなと。最初に見たのは中学の頃だったと思うんだけど、こんなものが存在するのか!とびっくりした記憶があります。

ゆ 俺が覚えているのが、ガリレオの頃のデビュー曲「ハマナスの花」のMVで、学校で撮影したんだけど黒板に書かれたチョークの絵がアニメーションするシーンがあって。それが俺がCOLDPLAYのこのMVを見て「こういうのやりたい」って監督に言って、やってくれたんだよね。チョークで書いた絵がアニメーションするって「あれどうやってやるんですかね」て。実際に描いてアニメーションしたわけじゃなくて、多分後で合成でそういう風にしたんだけど、撮影日には何もない黒板の前でいろいろやらされて、後々になってみてみたらCOLDPLAYのMVみたいにチョークで書いたかのようなアニメーションになっていて。俺もすごく記憶にあるMVですね。

か おすすめです!

ゆ いらなかった?この話

か いや、ありがたいです。魅力を伝えられたか自信なかったので、自分の話では。

ゆ 番組終了後にBBHFTalksのホームページで今日紹介したMVを張り付けておくので是非見てみてください。

 

■エンディング

ゆ 今週は卒業のお話とMVの紹介でした。お知らせとしてはビバラロックへの出演が決まりました!ビバラだよ。嬉しい。フェスが決まっていくのは嬉しい。他にもフェス出るのでHPチェックしてください。YMGSのアンコール配信もしているので是非見てください。

【ラジオメモ】210310 BBHFTalks

 Wake Up / 3月マンスリーテーマ「○○からの卒業」 / 方向音痴 / 課金沼だった和樹 / DAIKIくんのサイクリング

 

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BBHFTalksは、2020年4月から北海道放送Air-GでスタートしたBBHFのレギュラーラジオ番組で、毎週水曜21:30から25分間放送しています。

このラジオメモは、ブログ主のタイピング能力の限界により大意が変わらない程度に語尾や発言の省略があります。一言一句再現した書き起こしではないので悪しからず。

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雄貴、和樹、DAIKIの三人放送。

 

ゆ 最近は僕たちはレコーディングをしていますね。やっと楽曲が日の目を見るタイミングが訪れていて大忙し。いい状態です。フェスも決まっているのでTwitterなどチェックしてください。

 

M1 Bird Bear Hare and Fish / Wake Up

 

ゆ これは懐かしい曲ですね

か 久しぶりに聞いた気がする

ゆ 最近ライブでもやってない。けどすごく気に入っている曲ではあるんだよね

 

■3月マンスリーテーマ「○○からの卒業」

「方向音痴からの卒業。地図を見て目的地に行くことができない。一人旅もしてみたいので克服したい。何か方法はありますか?」

か 自分はめちゃくちゃ方向音痴で、マップがないと歩けない。道を覚えられない。自分も方向感覚を鍛えたい。

ゆ コンパスじゃないけど、自分の中で基準とする方角を常に持っておけると道に強いイメージがある。螺旋階段を上っても、最初の階と同じ方向が分かる人っているじゃん、道を覚えるというよりはそういう感覚を鍛えればいいのでは。ツアーでも、ホテルの方向を基準と思う、みたいな。…とはいえ自分も道は本当にわからない。ゲームみたいに自分の視線の左上くらいに常にマップを出しておいてくれないと分からない。

か というわけで基準の方向を意識するのを試してみてください。

 

「もったいない精神からの卒業。子供の食べ残しをもったいないからと食べていたらついにズボンが入らなくなった。もったいないからと言って食べると良くない」

か 大事だけどね。難しいよね

ゆ 自分で作ると特にもったいないと感じるのでは。残念、せめて自分が食べようって気持ちになるのかもね。DAIKIくんは結構もったいないとは逆というか、ため込むタイプではないよね

ダ でも結構「積む系」だよ。本とかゲームとか結構買ってもやらなくて積んじゃう。ぽいぽい捨てるというよりは、ため込んで一気に捨てちゃう。

ゆ さすがの俺も積みゲーとか積読は捨てないよ。でも普通、おいしくないってなったらもう食べないじゃん、でも俺は食べちゃうんだよね。もったいない精神、これがおデブへの道なのかも

か ズボン履けなくなるよ

ゆ 履けなくなっちゃうかもしれない…

 

スマホアプリへの課金からの卒業。無料でダウンロードしたゲームだからと、ソフトを買う値段くらいを課金したのが奈落への入り口。手軽さにことあるごとに課金してしまう。課金地獄を卒業したい。」

 

ダ 沼だね

か 一回課金しちゃうと、ここまで課金したから…と後に引けなくなる。そこが難しい。

ゆ ゲームだけじゃないもんね、課金の対象って。最近、瞑想のアプリをダウンロードしたんだけど、あれも課金制なんだよね

か 何を課金するの…??

ゆ いろんなコースがあるんだよ。月額制なんだけど、よりプラスのやつもある。そういうのあるじゃん、ピアノの練習ソフトもさらに課金すると、みたいな

か よりプレミアムな機能が使える、みたいなやつあるよね

ゆ 買い切りのほうが好きだな、何にせよ

か 安心感があるし、一回買えばアプリの基本的なこと全部使えるっていうの良いよね

ゆ 手軽だと課金しちゃうんだね

ダ 現金見ないじゃん?

ゆ お財布も触らないし

か いくら払ったかわからなくなっちゃうんだよね

ゆ スマホなんて、指紋認証でポチ…ピーン!って払えちゃうから。

 

ゆ ちょっと思うけど、ライブのチケットがもうちょっと簡単に変えたらいいのに、とは思う。グッズとかも。…これは買わせようとしているというよりはそのほうがいいよね、って話なんだけど。いろいろ情報を打ち込んで手続きするんじゃなくて、スマホアプリの課金みたいに簡単に買いたいなと思うときがある。特にオンラインライブのチケットって結構安いから、簡単にポチりたい…し、ポチらせたい(笑)

 

ゆ 和樹も一回課金地獄に陥ってたよね、東京でメジャーデビューしてすぐくらいのとき。ヤバいと思って止めたかった

か めちゃくちゃ重課金の人と比べたらそうでもないけど、一時期アプリゲームにはまって。1年で15~16万円くらい

ダ あらら

ゆ 結構だよね。しかもそれは形としては残らないわけでしょ。

か 残らないし、そのゲームはサービス自体が終わっちゃったから。もう何も残っていない。

ゆ 思い返すと虚無な気持ちになる?

か 楽しかったからいいかな。でももう今は課金はしていない。

ゆ データだからね。体験は僕の中から消えないから、とか自己肯定するみたいだけど。

か 体験と思い出は残る…

ゆ というわけでスマホアプリ(への課金のし過ぎ)はだめだよ。和樹を見てたから。怒ったときあったよね。「マジでやめたほうがいいよ!そのお金で機材買えるじゃん!」って。でも価値観も人それぞれだから、あんまり周りの人は言えないんだけどね。

 

■メンバーセレクト

M2 Pale Waves / She’s My Religion

 

ペールウェーブスはここで紹介されたことあったっけ…?なかった気がする。

普段は彼らの紹介で曲を知って気に入ることが多いけど、今回は珍しく私が好きで聞いているアーティストが紹介されてうれしい。

 

か そこまで自分は聞いたことがなくて、でもこの新しい曲がすごくかっこよくて一気に好きになりました。

ゆ 90年代の風を感じるね、懐かしい感じ。

か ダークな感じもしてすごい良いなと思いました

 

■○○からの卒業

「浪費癖からの卒業。店員さんに申し訳なくて、試着をするととんでもなく似合わないものでない限りは必要じゃなくても買ってしまう。」

 

か これは浪費癖とはちょっと違う?人に気を遣うのから卒業したいってことだよね

ゆ 分かる。自分も店員さんに気を使っちゃう。

か 近いのあるかも。一回お店に入ったら何も買わずに出るのが申し訳なくなる

ゆ 服屋とかだったら入っても買うもの無いときは普通にあるもんね

か でも安いものだったら一個くらい何か買って、っていう気持ちは分かる

ゆ コンビニでトイレ借りるのとはまたちょっと違うもんね(笑)

か この「試着したら絶対買っちゃう」っていうのももったいないよね

ゆ DAIKIくんは、お店に気を使って買っちゃったっていうのある?

ダ あんまりないかな。断れるほう。

ゆ めっちゃ似合ってます!絶対勝った方がいいですよ!みたいにゴリ押しされたら?これ着てないと裸と一緒ですよ!!みたいな…それは言わないけど(笑)

か ゴリ押しされたら…俺だったら買っちゃいそう

ダ (笑) 断るかな。買っても結局後悔するじゃん

ゆ 和樹が買ってしまうっていうのは画が想像できる。何回か見たことある気がする

か その店員さんが買わせようとしているその頑張りを汲み取りたくなってしまう。

 

「運動不足からの卒業。仕事がデスクワーク、在宅ワークも増え、休日も引きこもり気味。お散歩で外に出る習慣をつけたい。」

 

か 万年運動不足だからな

ゆ ライブやれていない今は特にね。こないだ等身大くらいの大きい雪だるま、少なくとも150センチくらいはあるようなのを一人で作った。これは重さがヤバい、と思ったけど、作り始めたら周りの子供とかも見てて、期待に応えようと思ったら本当に腰を壊してしまって。今は湿布が手放せない。これはぎっくり腰に近いんじゃないかな…よく漫画とかで表現される「グキッ」みたいなのは無かったんだけど、家帰って次の日から「うっ…」みたいな。普通の腰痛じゃなくてヤバいのを感じる。確実に運動不足を感じた。雪だるまでこの状態になるのは恥ずかしい。

ダ 機材運べないね

か 今機材運んだらやばいね

ゆ 雪の重さが相当だったんだよ。男二人くらいでやる作業だなって感じだった。DAIKIくんはよく運動してるもんね?

ダ 最近は自転車を買ったから、30~40 kmくらいは走ってる。

か 自転車で30~40 kmって時間ではどのくらい?

ダ 家の近くにサイクリングロードがあってただ走るだけなんだけど、それで往復3時間ちょっとくらい。

ゆ 都内で40 kmも走ったら結構いろんなところまで行けるよね?

ダ 県をまたいだりもできる

ゆ そうだよね、すごいね。きつくないの?

ダ 一番きついのは信号で止まったり、人に気を使いながら走ることだったりするから、サイクリングロードをただずーっと走るのは意外にそんなに疲れないよ

ゆ かっこいいね。それをずっと撮影したやつをMVにしたらかっこいいかもしれない。GoProとかで。僕らも運動不足から卒業したい。和樹もドラム叩かないと、ね?

か たしかに。俺は運動不足解消の方法を持っているのでね、頑張ります

ゆ すごいカロリーっていうよね

か めちゃくちゃカロリー使うらしいね。

 

ゆ 基本的にみんな頑張ってほしいね、というまとめになっちゃうね。メッセージいっぱい来ていてうれしいです。

 

■エンディング

ゆ 去年に配信したライブ、Youngman Goes Southのアンコール配信が決定しています。3月20日。チャット機能もあって、みんなで楽しみましょう。チェックしてみてください。俺らも客観的に見れるね。

 

(恒例の名前呼び)

ダ しろもこ@もっとk…あっともっとキットカットさん(リズムよく言い直してくれた)

ゆ 言えなかったね(笑)

ダ Anemone@ぼんじゅーるまだまぜーる…さん

ゆ ちょっとちょっと!このライン、意地悪なラインだなぁ!!(笑)

 

(Anemoneさんと併せて認知のかほりが嬉しかった件)